1998年の理大祭では、鉄道研究会は毎年恒例の鉄道模型(Nゲージ)レイアウトの展示及び鉄道模型運転会を行いました。
出展内容 | 鉄道模型レイアウトの展示及び運転 | |
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開催日 | 1998年11月21日(土)~23日(祝) | |
開催時間 | 21日 | 9:00~17:00 |
22日 | 9:00~17:00 | |
23日 | 9:00~15:30 | |
開催場所 | 4号館442教室 |
本年はNゲージ模型展示会のみという、ちょっと寂しい内容になってしまいましたが、フロア運転のレイアウトは、昨年よりもさらにスケールアップして、大規模なものになりました。
今年は3日間の理大祭期間中、天候に恵まれたこともあって、昨年より多くの来客がありました。ご来場頂いた方には心より御礼申し上げます。
今年のレイアウトは、昨年の列車ヤード入換時の不手際の反省から、いかに本線上の列車を止めないで列車をヤードに入れたり出したりするかを第1目標にして設計されました。その結果、外側の2線と内側の2線で 1本ずつ入出庫線を設けて、それぞれの電源系統を独立させてしまうことで解決しようと考えました。これは成功に終わったと考えています。
初登場となったKATOの複線高架レールと高架駅は、なかなか評判が良かったようです。また、各会員から持ちよられた車両群のほか、若干ではありましたが一般の方からの持ち込み車両もあり、大きなヤードはいつも満線状態でとても賑やかでした。
運転は、「碓氷峠」「東海道」「関西」「私鉄」などいくつかのモードを定めて、同じ路線を走っている車両同士を集中的に走らせました。
KATOの高架駅を組み立ててみたもので完全な姿ではありません
2面3線の有効長11連という設計です。さて、全体はどんなものなのか…
駅の全景です。地平駅は3面6線、高架駅は2面3線の作りです。
使用したコントローラーは全部で7台。本線走行用にKATOの新コントローラー(会員からの持ち込み)を使用しています。ワンハンドル形のは何と入換用(笑)。なお、ユニバーサルスイッチボックスは6台も使用しました。配線が複雑になったため、準備は徹夜で行ないました。
教室の端の方から全体を撮影したものです。
本線とヤード入口の交差部分は立体交差です。トラス橋がずらっと並んでいます。高架橋上を253系が通過中。
ヤードの全景です。外側と内側合わせて33本のヤードをつくりました。収容両数はあまりにも多すぎて誰も知りません(笑)。
駅部分のアップです。
ヤード部分のアップ。色々な車両が止まっています。
今回の特別展示品、「シャトルコントロールユニット」。
TOMIXから昔発売されていた、センサーレールを使う自動運転システムです。
EF81+ワムの編成。ワム編成は会長・橋本の持ち込みで、その両数は27両ありました。本物の列車両数まであと一歩…。
こちらは、ワム編成は同じながらも、まだ出たばかりだったKATOのDF200に引かせてみました。結構サマになっていますね…
E501系11両編成。高架橋上は485系の「ひたち」を想定したものです。
EF63+489系「白山」の編成、それに「レインボー」と賑やかです…
EF63+115系長野色に「レインボー」、189系「あさま」と碓氷峠モードです。
右側に見えるのは、会長・橋本の友人の作品、485系です。特にテーマは定めていないようなのですが伊豆急の「リゾート21」を思い浮かべた人が多かったようです。その隣はクロハ181以下の編成です。ちょっといろんな形式が混ざっていますが…。485系、183系1000番代…。
駅に停車中のEF58茶・大窓+20系「あさかぜ」仕様編成。なかなか決まっているでしょう…
TNカプラーを装備しているからといって、こんな編成が組まれてしまいました。しかし、カプラーの追随性が悪く、中の方が脱線、立ち往生です…
せっかくつくったレイアウトも3日間限り。徹夜するほど時間がかかったこのレイアウトも、片づけるのは会員一斉に行なうので、あっという間に解体されていきました…